ジョーカー Joker 🤡 😢 🎭 フランク・シナトラ

 

 

ジョーカー』(Joker)が予想を上回って大人気だとあまりにも言われているので観に行ってしまいました。

 

Dans le film“Joker ”, Frank Sinatra et de la musique rock jouent, mais cela crée une atmosphère plus instable et plus inquiétante.

 

Movie“Joker” plays Frank Sinatra and some rock music, but it creates an more unstable and more eerie atmosphere.

 



 

前々からジョーカーの宣伝写真は目を惹いており、日本だけでなくフィガロやルモンドなどフランスの新聞サイトでもかなり話題になっている作品でした。

宣伝の時点ではよくあるピエロやお化け系の話だと思っていて、ビートルジュースみたいなコメディというかホラーコメディみたいな話かと思っていたら全然違いました。

 

ジョーカーというのはアメコミ「バットマン」(Batman)に登場する悪役で、ピエロなのですが、『イット』(IT)のピエロなどとはどことなく印象が違います。

どちらかというとやはりトランプのジョーカーに近いかな。

たくさんの俳優がジョーカーを演じていて、最近だと『スーサイド・スクワッド』(Suicide Squad)でジャレッド・レト(Jared Leto)が演じたのが記憶に新しいです。

 

この作品で最も評価されているのはホアキン・フェニックス(Joaquin Phoenix)の演技のようですが、かなり攻撃的なシーンも多く、病的に狂っているジョーカーの描写とユーモアのない鬱々しい画面展開がひたすら怖かったです。

作品の内容については様々な解釈がなされているようで、悪者ピエロの裏に隠された悲しい人生経路を扱っているテーマのセンチメンタルな物悲しさが日本人好みなのかなーとも思います。

全体を通してダークな映画ですが、音楽は爆音でロックが流れます。

なんとなく音楽の雰囲気と映画のシーンのアクションがずれている印象を受けたのですが、それもあえてそうなのでしょうか。

ジョーカーが逮捕されパトカーに乗るときに爆音でクリーム(Cream)の「White Room」が流れますが、これがなんとなく合っていないような気がしました。

 

 

ダークな展開の映画にわざと覇気のある音楽を大音量で流して不安定な感じを出しているのかな?とも思ったんですけど調べたら、皮肉っぽさ、滑稽さを出すための選曲だということですがなんかある意味徹底してますね。

ゲイリー・グリッター(Gary Glitter)というグラム歌手の「Rock and Roll (Part 2)」という曲に合わせて階段を降り、狂気じみたダンスをするシーンもあります。

 

 

主人公はピエロですけど全然笑えるところのない映画ですよね。

ジョーカーが好みよく口ずさむ曲として、フランク・シナトラ(Frank Sinatra)の「That’s Life」がまずあります。

これはこの映画のテーマ曲のようなものなのかもしれません。

 

同じくフランク・シナトラの「Send in the Clowns」も、ジョーカーことアーサーが地下鉄で襲われる時にエリート社員達が歌っている曲で、エンディングで流れます。

 

 

この曲のclown(道化師)は愚かな者=愚者を意味しているようです。

この愚者というアイコン、なかなか気になりますね。

ジョーカーってもはや今年の流行語大賞になりそうな勢いです。

とにかくなんというかなんともいえない不安定さのある映画でした。

ジョーカーが脳神経に疾患があるため四六時中突然笑い出すのがなんとも不気味でいやんなっちゃうくらい病的な演技だと思いました。

あれはアカデミー主演男優賞候補と言われても違和感ないです。

 

ジョーカーがなぜ米音楽界を代表するポピュラーなエンターテイナー、フランク・シナトラを好んで歌うのかについては色々な考察があるようですが、シナトラ自身が人種差別などフラストレーションを抱えた人物であることとも関係があるようです。

とにかくジョーカーに関してはそういう音楽についてだけでなくものすごい数多くの考察がなされており、まだまだ沢山の観客を動員しそうなところが怖いです。

とにかく怖い。

 

ジョーカーが好きなフランク・シナトラの有名曲「マイウェイ」(My Way)挙げときます。

 

 

この原曲は「Comme d’ habitude」(いつものように)という曲で、作曲者はフランスのシャンソン歌手クロード・フランソワ(Claude Francois)・愛称クロクロ(CLOCLO)です。

日本ではあまり知られていない歌手なのですが、39歳で亡くなった彼の人生は映画化もされてるんですよ。

 

 

クロクロについても今度また書きたいと思っています。🐳🐨🌠

 


 

ジョーカー   Joker

2019年 アメリカ 122分

監督 トッド・フィリップス

キャスト

ホアキン・フェニックス(ジョーカー)、ロバート・デ・ニーロ(マレー・フランクリン)、ザジー・ビーツ(ソフィー)、フランセス・コンロイ(ペニー・フレック)

内容(あらすじ)

1981年のゴッサムシティ。大道芸人のアーサーは街中で馬鹿にされ暴行されるほど貧困で不遇な立場にいた。人々を笑顔にさせるコメディアンを夢見ていた男がやがて狂気に満ちた悪へと変貌するプロセスを描く。