ジョジョ・ラビット Jojo Rabbit ビートルズ~デヴィッドボウイ

 

 

第二次大戦中のナチスを題材にしたジョジョ・ラビット』(Jojo Rabbit)を観ました。

 

Des chansons comme The Beatles et David Bowie sont ironiquement utilisées dans le film “Jojo Rabbit”.

 

Songs such as The Beatles and David Bowie are used ironically in film “Jojo Rabbit”.

 



 

ポスターなどで見る限り、衣装や小道具などビジュアル的に非常に凝ってそうな映画だな~と思いつつ、音楽的にもどうなのかと興味がありました。

まず最初に流れるのがビートルズ(The Beatles)の「抱きしめたい」(I Want To Hold Your Hand)のドイツ語版です。

これがヒトラーに心酔する群衆の映像とともに流れるのです。

ビートルズの熱狂ファンとヒトラーの熱狂的信奉者を重ね合わせているわけですが皮肉が効いてますし、こんな有名なロックが初っ端からかかるとテンション上がっちゃいます。

 

 

 

他に、70年代から活躍しているロサンゼルスのロックシンガー、トム・ウェイツ(Tom Waits)の「大人になんかなるものか」(I Don’t Want to Grow Up)。

少年の物語である映画の内容に合っていますね。

1992年に発表されたアルバム「ボーン・マシーン」の中の曲で、このアルバムはグラミー賞の最優秀賞を受賞しています。

 

 

 

1960年代に活躍したテキサス州のロカビリーシンガー、ロイ・オービソン(Roy Orbison)による「ママ」(Mama)。

 

 

 

そしてデヴィッド・ボウイ(David Bowie)の「ヒーローズ」(HEROES)・ドイツ語版

 

 

などなど、実にオリジナリティと意欲に溢れたロックな選曲です。

デヴィッド・ボウイがドイツ語で歌うなんて初めて知りました。

 

ワーグナー(Wilhelm Richard Wagner)の「ファウスト」(Faust)やウィーン少年合唱団ワルツなど、ドイツらしくクラシックも入っており、エレガントな欧州映画っぷりも発揮してます。

 

 

 

いかにもヨーロッパっぽい小洒落た見た目だけの映画なのかなと思っていたのですが、初めからラストまで覇気があり、通して面白く、飽きない映画でした。

ジョジョのヒトラーへの心酔ぶりといい、でもなかなかスムーズに行かないところといい、ナチスの時代を思いっきり皮肉り切っている作品というのが終始伝わってきました。

ユダヤ人少女に偽の手紙を書いて悪戯しつつ慰めたりと子供らしいツンデレが見え隠れしたり、とてもヘビーな題材を軽いユーモアで繋げ続けています。

凝っていてオシャレなんだけどそれに負けずにストーリーも完璧に作りこなしたという感じがしました。

『帰ってきたヒトラー』等、ナチズムを皮肉った映画っていっぱいあるけど、その中でも軽いタッチのコメディですが印象に残る映画です。

子供が主人公だから余計そう思います。

 


 

 

ジョジョ・ラビット   JOJO RABBIT

2019年 ドイツ・アメリカ 109分

監督 タイカ・ワイティティ

キャスト

ローマン・グリフィン・デイヴィス(ジョジョ)、トーマシン・マッケンジー(エルサ)、タイカ・ワイティティ(アドルフ)、レベル・ウィルソン(ミス・ラーム)、サム・ロックウェル(クレンツェンドルフ大尉)、スカーレット・ヨハンソン(ロージー)

内容(あらすじ)

第二次大戦中のドイツ。10歳のジョジョは青少年集団ヒトラーユーゲントに所属し、アドルフ・ヒトラーを空想上の友達としながら一人前の兵士を目指しているが、訓練中にウサギを殺すことが出来なかったことから教官に「ジョジョ・ラビット」というあだ名をつけられる。ある日ジョジョは部屋の片隅で母親がこっそりと匿っているユダヤ人少女の存在に気づく。

 

00年代 カルト映画 ①ドニー・ダーコ[Donnie Darko]

 

 

これから定期的にカルト映画を00年代から遡ってピックアップしたものを紹介していきたいと思います。

まず今回紹介するのは2001年のアメリカ映画ドニー・ダーコです。

 

Donnie Darko est un film difficile à comprendre sur les voyages dans le temps.

 

Donnie Darko is a difficult to understand movie about time travel.

 



 

1988年が舞台なので、一瞬80年代の映画かと勘違いしてしまいます。

そのくらい時代感の再現性が高いのです。

 

1988年の10月2日の深夜、マサチューセッツ州の高校生ドニー・ダーコ(ジェイク・ジレンホール)の枕元に銀色の巨大なウサギが現れます。

このウサギ、人が着ぐるみ着てるみたいな外見なんですが、ひたすら不気味で愛嬌もなくて全然可愛いって感じじゃないんですね。

ウサギは「今から28日と6時間42分12秒後に世界はなくなる」と予言します。

その後、ゴルフ場で目覚めたドニーの家には空からジェット機のエンジンが直撃したり、タイムトラベルの可能性が語られたり、学校は洪水のため閉鎖になってしまうなど不可解な出来事が続出します。

ドニーも転校生と恋仲になったりしますが、破壊行為を繰り返します。

そうして運命の28日と6時間42分12秒後が近づいてくるのですが・・・

 

???

はっきり言って1回観ただけではよくわかりませんでしたね。

図を書いたり頭をかなり使っても理解するのは難しそう。

ドニーは最後、ウサギが予言に来た過去の日にタイムトラベルし、結局本当に死ぬのですが、彼が過ごした28日と6時間42分12秒後というのは未来の時間だったのでしょうか。

ドニーが死んだとき、もしくは死ぬ直前、未来へタイムスリップし、28日後にまた死んだ日にタイムスリップして戻ってきたということでしょうか。

その28日間に重要な意味があるから味わってから死ね!とウサギに警告されたということなのか?

それにしても…

そこそこ良い恋愛はしてましたけど教師達の変なプロパガンダみたいなの聞かされたりそんなに意義のある28日間とは思えないんですけど。

 

その意味のなさがカルト映画っぽい。

静かな画面で淡々と話が進んでいくところも。

考えるほど頭がこんがらがってきますが、時間を移動して死んだりするあたり、なんとなく臨死体験を想起させるものがあります。

「人の一生は予め決まっている」みたいな。

あのウサギの存在の意味も、“28日と6時間42分12秒後”の解釈も気になります。

こういう映画って何回も観て色々確認したくなりますけど、単にそれが目的だったりして(笑)

 

音楽はやはり80年代前半のロックが中心で、

 

エコー&ザ・バニーメン (Echo & the Bunnymen)

キリング・ムーン (The Killing Moon)

 

 

 

ティアーズ・フォー・フィアーズ  (Tears for Fears)

ブロークン:ヘッド・オーヴァー・ヒールズ (Head Over Heals / Broken [Live])

 

 

 

特筆すべきは、ダニーの妹達がダンス大会で踊るシーンで流れる

デュラン・デュラン(Duran Duran)

ノトーリアスNotorious (Extended Mix)

 

 

80年代っぽいですねぇ~

 

ラストシーンで流れるオーストラリアのバンド

チャーチ (The Church)

アンダー・ザ・ミルキーウェイ (Under the Milky Way)

 

 

 

そしてその他に、

 

90年代のエレクトロニックバンド

アート・オブ・ファイターズ&アンディミオン (Art Of Fighters&Endymion)

レッツ・ゲット・イット・オン(Let’s get it on)

 

 

 

70年代のポストパンクバンド

ジョイ・ディヴィジョン  (Joy Division)

ラヴ・ウィル・テア・アス・アパート  (Love Will Tear Us Apart)

 

 

・・・等が流れており、奇妙で摩訶不思議な映画の雰囲気を盛り上げています。

 

総合的にサントラを担当しているのはアメリカの映画作曲家マイケル・アンドリュース(Mike Andrews)です。

Tears for Fearsの曲「Mad World」のカバーをしていることで最も有名です。

 

 


 

 

ドニー・ダーコ   DONNIE DARKO

2001年 アメリカ 113分

監督 リチャード・ケリー

キャスト

ジェイク・ジレンホール(ドニー・ダーコ)、ジェナ・マローン(グレッチェン・ロス)、ドリュー・バリモア(カレン・ポメロイ)、メアリー・マクドネル(ローズ・ダーコ)、マギー・ジレンホール(エリザベス・ダーコ)

内容(あらすじ)

1988年のマサチューセッツ州・ミドルセックスである夜、高校生のドニー・ダーコの前に銀色のウサギが現れる。ドニーはウサギに導かれるまま家を出て、ウサギから「あと28日6時間42分12秒で世界は終わる」と告げられる。翌朝ゴルフ場で目覚めたドニーの腕には「28.06.42.12」の文字があり、家に戻るとジェット機がドニーの部屋を直撃していた。その日を皮切りに彼の周辺では不可解な出来事が次々と起こり始める。

 

フォードVSフェラーリ Ford v. Ferrari 爆音がBGM

 

 

フォードVSフェラーリ』(Ford v. Ferrari)を観ました。

 

“Ford v. Ferrari” est un film réaliste qui vous donne le réalisme de la course.

 

“Ford v. Ferrari” is a true-to-life movie that gives you the realism of racing.

 



 

本当はもっと早くTOHOシネマズで観たかったのですが遅くなりました。

観る前から硬派なレースの話だとは思っていましたが、想像以上の音と疾走感とクリスチャン・ベールのこれまた徹底的に絞りまくった役作りひっくるめて超ハードな作品だと思いました。

マット・デイモン(Matt Damon)を久々に観たような気がするのですがもう50近いのに全く歳をとらないような感じがするほど若い気がします。

音響がドクタースリープ以上に強烈で、耳をつんざくような車の音に加え、セリフもやけに耳に響いてくる映画でした。

しかし、走行シーンはやはり臨場感がすごく、4dxで観たらもの凄いことになるだろうと思いましたが、普通のスクリーンで観た方がかえってその魅力が伝わる映画だなと感じました。

今回知っている曲はなかったしロック系の曲が流れているようでもなかったのですが 爆音に被さるように何とも言えない曲が流れていたのですが、どことなくラテンっぽいというかそこそこノリの良い曲だと思いました。

 

 

今回の目玉俳優クリスチャン・ベール(Christian Bale)。

2018年の20㎏増量したバイス(VICE)から一転して今度は何㎏減量したんだというギスギスぶりですが日に焼けた作業着姿といい相変わらずの飄々としたプロ意識がダダ漏れでした。本当に役作りの天才、プロそのものです。

車を題材とした映画なのですがコメディのタクシーとかストリート系のワイルドスピード等とはまた違ったとにかく瀕死でリアリティの強い硬派な映画でした。

1966年のル・マン耐久レースを題材にした実話だということですが、当時は主流だったであろうイタリア車に対抗したアメリカ車の奮闘ぷりがとってもリアルなので納得しました。

激しいレースのシーンが何回かあって事故のシーンもあったのですが、F1のことよく知らないんですけど本当に生命かかってるし並みの人間には真似できないスピードです。

スタート地点の様子も初めて見ました。

あんな風に車同士がぶつかって簡単に転倒してしまう…即死も多いだろうし、レーサーは常に自分の身体が車と一体化したような気分の人生だろうなと思いました。

 


 

 

フォードVSフェラーリ   Ford v. Ferrari

2019年 アメリカ 153分

監督 ジェームズ・マンゴールド

キャスト

マット・デイモン(キャロル・シェルビー)、クリスチャン・ベール(ケン・マイルズ)、ジョン・バーンサル(リー・アイアコッカ)、カトリーナ・バルフ(モリー・マイルズ)、ジョシュ・ルーカス(レオ・ビーブ)

内容(あらすじ)

1966年、カーレース業界ではフェラーリ社が圧倒的な力を持っていた。

エンジニアのシェルビーはフォード社からル・マンレースで勝利することを命じられ、新車開発に取り組むが、型破りなイギリス人レーサーのケン・マイルズに目をつけ、二人でフェラーリに勝つため奮闘する。

 

ウエストサイドストーリー WEST SIDE STORY season2 🏙 IHIステージアラウンド東京

 

 

一週間くらい前にTBSテレビで宣伝特集されていたウエストサイドストーリーseason2をどうしても観たくなってしまったので、高いけど思い切ってチケットを買って初日に行ってきてしまいました。

席取れないかなと思ったのですが、ネットで普通に取れました。

 

“WEST SIDE STORY Season2” qui est jouée dans «IHI STAGE AROUND TOKYO» est une comédie musicale unique avec des sièges rotatifs.

 

“WEST SIDE STORY Season 2” which is played in “IHI STAGE AROUND TOKYO” is a unique musical with rotating seats.

 



 

私が最も興味が湧いたのは「IHステージアラウンド東京」の構造です。

客席が回転するというじゃありませんか。

豊洲にあるこの円形劇場は、今年の10月までの期間限定劇場のようです。

ちなみにこの劇場の最寄り駅である豊洲市場の駅周辺にはコンビニなどが一切ありません。

お寿司やうどんが食べられるちょっとしたフードコートのような場所があるだけです。

劇場の外では軽食のワゴンが出ており、中にもカフェテリアがありましたけど、そこではいろはすのミネラルウォーターが300円もします!

なので飲み物などは豊洲市場に行く前に買っておくことをおすすめします。

 

 

 

 

オープニングの演出がめちゃくちゃカッコ良かったです。

どんだけ横幅があるんだ?と思うようなまさしく360°の舞台に、ニューヨークの都会をイメージしたタイポグラフィが次々浮かび上がるという斬新な幕開けでした。

まるで巨大な映画を観ているようなオープニングです。

この大胆さにはまず驚きました。

その後幕が開き、おなじみ、ジェッツとシャークスの街角でのチンピラ争いのシーンから始まります。

海外のミュージカルCDばっかり聴いてて日本の商業ミュージカル観たのは久々なのでなかなかその独特のノリに入っていきずらいものはあったのですが、音楽はとても有名なのでだいたい流れがわかりました。

 

ミュージカル初出演しかも初日の村上虹郎のトニーが心配だったのですが、歌い出した途端声出てないし音外してる感じしましたし、はっきり言って下手だな~と思ったのですが、SNSなどを見ると評判は悪くないようです。

ちょっとかすれ気味な感じもしたんですが優しい声だと評価が高いようです。

まぁ、周りがミュージカルのベテラン勢だらけですからね。

UAの息子ですから音楽の素養もあり、修練すればもっと歌えるはずです。

味のある声してますし。

マリア役の宮澤エマやアニタ役のMay J.はとても歌が上手く、特にMay J.は顔もスタイルもダンスも歌も完璧に見え、ダントツの華やかさでした。

上口耕平のリフ、渡辺大輔のベルナルドも凛々しく不良の味を出していました。

アメリカ人がやるミュージカルに比べると声量とかはないんですけどね。

しかし、キャストの皆さん表情がとても生き生きしていて、特に村上虹郎は細くて身長も低いのですが顔は宝塚の男役のようなオーラがあり、その目力と豊かな表情の変化に終始惹きつけられました。(写真なんかで見るとクールっぽい人なのでギャップにやられます)

 

場面ごとにいくつかのステージに合わせて座席がぐるぐると左右に回っていくのですが、そのステージをバイクが暴走したりと、ほんとにユニークな構造のステージで、まるでディズニーランドのカリブの海賊に乗っているような、アトラクション要素満載な場面展開でした。

ひょっとして左右にだけじゃなくて上にもせり上がって行ってる?!と思ってしまうほど上下の奥行きも感じられましたし、普通の舞台のようにステージ側が客に向けて装置転換や場面転換するのではなく、客席の方がステージに合わせてついていくみたいな感覚です。

ドラッグストアやウェディングショップの小道具がとっても精巧で美しく、ずっと見ていたくなるような秀麗さで、1957年のマンハッタンの雰囲気が十二分に感じられました。

やはりチケットが高いのにはそういった事情があるのですね。

音響も、立体感のある演出効果を出していましたし、ドレスなどの衣装も色とりどりで可愛かったです。

ラストは拍手がなりやまず、みんなスタンディングオベーションでアンコールも3回くらいありました。

 

ウエストサイドストーリーって色んなところで上演されているミュージカルですが、劇団四季と宝塚はとくに有名ですね。

宝塚は女性だけなのにクラプキ巡査どののダンスなども完全にこなしていて、全く違和感のないステージだった記憶があります。

 

今回の舞台を観て、もう一度、ウエストサイドストーリーの映画を観たくなりました。

チケットちょっと高いけど、普通とは違う舞台を観てみたいと思うなら是非行ってみて下さい。🎫💃

 

 

 

キャッツ [CATS] アンドリュー・ロイド・ウェバー Andrew Lloyd Webber 観るなら?聴くなら?

 

 

 

衝撃の問題作(?)キャッツ』(Cats)の映画を観てきました。

 

La musique d’Andrew Lloyd Webber est une mélodie familière et il existe de nombreuses chansons musicales populaires au Japon.

 

Andrew Lloyd Webber’s music is a familiar melody and there are many popular musical songs in Japan.

 



 

あまり評判がよくない部分もあったので何がそんなに気になるのか確かめてみたい気持ちもあったのですがどうやら見た目的な問題っぽいですね。

アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber)といえば、劇団四季がミュージカルをやっていることで有名です。

キャッツのミュージカルを知っていて全てのナンバーがわかる者からすると、曲もストーリーもそのまんまあのミュージカルなので特に変だとかは思いませんでした。

中途半端に毛の生えた特殊メイクに眉毛がついた人間の顔で無理やり四つ足歩きしているのが不自然といえば不自然です。

(劇団四季のメイクも近くで見るとキモいけど)

ボリュームのあるボディスーツに比べ頭が小さすぎる印象も受けました。

後ろ姿の頭の動きだけが妙に本物の猫のように見えました。

 

アンドリュー・ロイド・ウェバーは、キャッツの他にオペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)、エビータ(Evita)、ジーザス・クライスト・スーパースター(Jesus Christ Superstar)が有名ですが、日本でもかなり知られている親しみやすいミュージカルナンバーが多いですね。

子供が聴いてもわかりやすい曲なのですが、大人になるとちょっと甘いというか子供っぽいメロディに思えなくもないです。

私は今ではレ・ミゼラブル(Les Misérables)、ミスサイゴン(Miss Saigon)のクロード・ミッシェル・シェーンベルク(Claude-Michel Schönberg)のミュージカル音楽の方が好きなので。

 

オペラ座の怪人、ジーザス、エビータは映画化されていますけどキャッツは今回が初めてなんですね。

そりゃー難易度高かったとは思います。猫ですもん。😹

アンドリュー・ロイド・ウェバーの作品はベストアルバム等もたくさん出ていますが、音楽とストーリーのわかりやすさ順でいえば、

キャッツ➡オペラ座の怪人➡ジーザス・クライスト・スーパースター➡エビータ

かな。

「キャッツ」と、オペラ座の地下に住む怪人と歌姫の哀しい愛を描いた「オペラ座の怪人」は万人受けすると思うのですが、「ジーザス・クライスト・スーパースター」は聖書を元ネタにイエス・キリストの最期の7日間を描いたストーリーで、好みが分かれるかも知れません。

曲はとってもロックでカッコいいんですけどね、ジーザス。

劇団四季唯一、ジャポネスク・バージョンという日本風の演出をしたバージョンがありますが、メイクと衣装が歌舞伎っぽいだけであとは同じですよ。

 

 

劇団四季で有名なのがオペラ座の怪人ファントム役とジーザス役を演じた山口祐一郎です。

この方が最も上手いし見た目も合っていました。

オペラ座の怪人で1989年の紅白歌合戦にも出ました。

 

 

ジーザス・クライスト・スーパースターの日本版CDは元々出ていなかったようなのですが、1976年バージョンがひっそりと存在していました。

市村正親がヘロデ王やってます。

CDのパッケージが妙に簡素で音や演奏なんかも相当古いんですが、これしかないんです。

 

 

個人的にジーザス・クライスト・スーパースターのCDはブロードウェイ版のものをおすすめします。

映画版も出ているのですがやはりミュージカルのほうが臨場感があります。

 

これ、映像が粗いんですけど、演出が個性的で気に入りました。

2000年のトニー賞のようです。

 

 

エビータも、劇団四季版とブロードウェイ版では微妙に違いがあるのでその違いを楽しめます。

劇団四季ではなんといっても野村玲子のエビータが有名ですね。

もうさすがに出ていないかな。

 

 

オペラ座の怪人は音楽も衣装も素敵なんですが、家でCDを流していると不気味で怖くなるという意見もあります。

まぁ、幽霊の話ですからね。

うーん、でもオペラ座の怪人がいちばん人気なのかな…

 

 

 

いやいや、やっぱり浜松町に専用劇場の出来たキャッツがいちばんなのでしょうね。

 

 

劇団四季のミュージカルってもう長年観に行っていません。

専用劇場でキャッツ観たことないですけど回転客席に行ってみたいです。

チケット高いし、なかなか取れないようです。

 

キャッツの「メモリー」(Memory)は、とっても有名なミュージカルナンバーとして至る所で聴くことが出来ますが、はっきり言って相当歌いこなせる上手い人でないと聴くに堪えない曲という印象です。

 

 

今回の映画は、みんな歌はまあまあといった印象でした。

ドルビーアトモス(Dolby Atmos)という三次元な音響演出で観たのですが、ちょっと響きすぎてうるさく感じる所もあり、雑音も拾いすぎで普通の音響でも充分かなと思いました。

猫らしさを表現しようとして外見的に無理しているのが目について歌やダンス、演技の良さがなかなか入ってこないところもあったのですが、あの舞台を再現した作品としては意外と悪くないと思いました。

トータル5段階評価でいえば3.5はクリアしてますよね?!え?してない?

ネズミとゴキブリまで人間が演じていましたが、あの悪趣味さもそれはそれでユニークと言えなくもないですが、あともうひとつ映画ならではのなにか工夫された仕掛けがあれば批判もかわせたのではないかと思います。

 

アンドリュー・ロイド・ウェバーもいいですが、今年開幕するミュージカルで注目度が高いのは2月からのレナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein)作曲で有名な「ウェスト・サイド・ストーリー・シーズン2」(WEST SIDE STORY Season2)、そして5月からの「ミス・サイゴン」ですね。

とくにミス・サイゴンは12年前に新妻聖子とソニンと別所哲也のを観たきりなので今回絶対観たいんです。

その時、市村正親エンジニア引退!とかいってたのに復活するとかお笑いでしょ。

(28年前初演の市村エンジニアと鈴木ほのかのも観たけど。)

 

私は日本語のミュージカルよりもやっぱり英語で聴いたほうがいいと思うタイプなので本物を観たいんですけどね。

1回だけピースボートでNYに降りたときブロードウェイに行きオペラ座の怪人を観ましたがやはりファントムが素晴らしすぎて腰が抜けました。

アンドリュー・ロイド・ウェバーを始めとするミュージカル音楽は映画のサントラやポップス、ロック、ジャズなどと結びつきが深いのでぜひできるだけ知っておくことをおすすめします。📖💿

 

 


 

 

キャッツ   Cats

2019年 イギリス・アメリカ 109分

監督 トム・フーパー

キャスト

フランチェスカ・ヘイワード(ヴィクトリア)、ロビー・フェアチャイルド(マンカストラップ)、ジェニファー・ハドソン(グリザベラ)、ジェームズ・コーデン(バストファージョーンズ)、ジェイソン・デルーロ(ラム・タム・タガー)、テイラー・スウィフト(ボンバルリーナ)、ローリー・デビッドソン(ミストフェリーズ)、スティーブン・マックレー(スキンブルシャンクス)

内容(あらすじ)

人間に飼育されることを拒否し、逆境の中で逞しく生きる個性的な“ジェリクルキャッツ”たちは、ロンドンの町の一角にあるゴミ捨て場に集う。

今夜は、生まれ変わり新たな人生を送ることが出来るただ一匹の猫が選ばれるジェリクル舞踏会が行われる。

 

MIKA ⭐ Adam Lambert ⭐ Ricky Martin

 

 

MIKA(ミーカ)のアルバムを初めて聴きました。

2007年のアルバムなのでけっこう古いやつなんですが。

あまりに斬新な作風なので新譜かと思いましたよ。

知らなかった自分を恥じています。

独特の個性のある曲ばかりで久々にはまったアーティストです。

いきなり高音を張り上げるところがアダム・ランバート(Adam Lambert)に似てると思いました。

もちろん通常は低音の迫力あるシャウトが出来る歌手です。

すごい音域ですね~

MIKAはレバノン出身の歌手で2000年から活動しています。

先日ついに(?)ゲイであることを公表したそうです。

アダム・ランバートもゲイを公表しています。あとゲイで思い浮かぶのが同性同士で結婚して子供をもうけているリッキー・マーティン(Ricky Martin)です。

リッキーはVOGUEのサイトでパートナーと一緒に自宅の豪邸を公開しています。

こういう、エッジの効いた才能を持った人達はだいたいゲイなんですよねw

(あっプリンスも。)

ゲイなんですがSNSを見るとMIKAのファンはほとんど女性のように見えます。

やっぱりイケメンでスタイルもカッコいいからでしょうか。

 

この3人がどうも共通するものがあります。

特にMIKAとアダム・ランバートは、普通に歌ってていきなり高音を張り上げるところが非常に似ていると思います。

 

 

MIKAは裏声(ファルセット)がすごく特徴的ですが、アダム・ランバートは裏声よりもさらに高いヘッドボイスが出せるそうです。

頭(ヘッド)のてっぺん(=脳天)から響かせるような声ですね。

しかし、そもそもの声量が凄いし安定した声なので安心して聴いていられます。

 

 

リッキー・マーティンは特に高音を出すとかのイメージはないのですが、ダンスがセクシーでとってもラテン系な歌手です。

郷ひろみがカバーした曲が日本では最も有名だと思います。

 

 

 

3人ともイケメンなんですが特にアダム・ランバートはデビュー当時、絶世の美形のような扱いをされていました。

顔立ちは神懸かっていましたが太るのが早かった感じがしますね。

アダムは元々舞台出身でブロードウェイミュージカルに出演していたようです。

クイーン(QUEEN)ともコラボレーションしてフレディの代わりとして来日公演にも来ています。

 

何はともあれ私のお気に入りはMIKAのこの曲です!

 

 

歌詞・メロディ共に非常に耳に残りやすくかつユニークで裏声が絶妙な味を出しており、こんなキャッチーな曲はめったにないと思いました。

朝にこれを聴くと一日中このメロディが頭の中を流れ続けて離れません。

 

プリンスとか西川貴教みたいに高音の出る歌手って身長が低いイメージがあるんですが、MIKAは190㎝超え、アダム・ランバートとリッキー・マーティンも180㎝以上あるんですね。

3人ともにルックスもデビュー時よりどんどんアンドロジナスな雰囲気になって不思議な魅力を醸し出しています。

日本だと氷川きよしが最近そうなってきましたね。

私は個人的にバンドやグループの音楽が好きなので、ソロの歌手はそんなに聴かないのですが、こういう個性的でインパクトのある歌手には興味津々です。♪

 

ティーンスピリット Teen Spirit 🎤✴ エル・ファニングの熱唱PV映画

 

 

音楽の映画なので前から気になってたティーン・スピリット』(Teen Spirit)を観ました。

 

“Teen Spirit” est un film où vous pourrez profiter du charme et du chant d’Elle Fanning .

 

“Teen Spirit” is a film where you can enjoy the charm and song of Elle Fanning.

 



 

ポーランド移民でありイギリスの田舎のワイト島で母親と二人で貧しい暮らしを送る21歳のヴァイオレットは、歌だけが生きがいですが、客もまばらな小さなパブで歌うことしか出来ません。

そんなある日、客として見に来ていた元オペラ歌手のヴラドに声を掛けられ、彼をマネージャーとしてティーンスピリットに出場することを決意します。

ヴァイオレットは歌手になることで日々の鬱屈した暮らしから脱出したいと気持ちもあったのです。

 

エル・ファニング(Elle Fanning)は「ネオン・デーモン」(The Neon Demon)で印象深い役をやっていましたが、「美人で天性のオーラがあって大勢の中から問答無用で選ばれる」という設定の役が多い印象です。

実際、目鼻立ちを見るとそこまで美人ではありませんね。

しかし長身で細身のスタイルはかっこ良く、もの凄く透明感のある白肌をしていますよね。

エマ・ストーン(Emma Stone)やブレイク・ライブリー(Blake Lively)等と同じような、ファニーなブロンド雰囲気美人といった感じです。

実はこういったタイプがアメリカではいちばんヒロインや美人役に選ばれやすいんですよね。

そういうの、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が元祖ですかね。

そんなエル・ファニングがぶっ通しで歌い倒しているまるで彼女のPVのような映画です。

歌手の役ですけどエルの容姿がすごくクローズアップされてる感じがしてファンにはたまらないんじゃないかなと思いました。

ネオン・デーモンで見せたモデルのようなファッショナブルな服装も楽しめます。

歌声はかなり迫力があり、パンチが効いた歌い方をしますね。

やはり猛特訓したようです。ポーランド語も。

 

貧しい家庭出身でトップを目指すというところが『パリに見出されたピアニスト』(Au bout des doigts)や『レディ・マエストロ』(DE DIRIGENT)と被りますが、所々やっぱりイギリスが舞台のせいか『イエスタデイ』(Yesterday)に似たところがありますね。

ネオン・デーモンにしても、今回の作品にしても、エル・ファニングが鮮やかなネオンカラーが似合う人だということがよくわかる映画です。

特にショッキングピンクが映えます。

ネオン・デーモンなんか特にちょっとケバケバしいくらいの怪しいカラーですもんね。

どぎつい程のライトに照らされて、激しいパフォーマンスを見せるエルファニングの存在感が目を惹きます。

 

この映画のサントラはほとんどエル・ファニングによる歌なんですね。

ロケットマン(Rocketman)のタロン・エジャトン(Taron Egerton)みたいにほとんど歌手デビュー状態です。

 

最初の方でヴァイオレットが部屋で踊り狂うシーンでは、ノーダウト(No Doubt)の「Just a Girl Lyrics」が爆音で流れます。

ああやって聴くと激しい曲なんだなぁと思いました。

 

 

あとはエル本人の熱唱曲でほぼ占められています。

関係あるのかどうかわかりませんが「ティーンスピリット」ってニルヴァーナの「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」(Smells Like Teen Spirit)を連想させますね。

この映画の中にもソロの歌手、ボーカルグループ、ロックバンドなど様々な形態のアマチュアアーティストが出場します。

ヴァイオレットは母親がいつも行く教会での賛美歌が退屈そうでしたが。

出来レースっぽい映画なのですが所々挫折やありさりげないユーモアや起伏もあるし、熱唱と音楽を楽しみたい人にはおすすめできます。

 


 

 

ティーン・スピリット   Teen Spirit

2019年 アメリカ 94分

監督 マックス・ミンゲラ

キャスト

エル・ファニング(ヴァイオレット・ヴァレンスキ)、レベッカ・ホール(ジュールズ)、ズラッコ・ブリッチ(ヴラド)、アグニェシュカ・グロホフスカ(マーラ)

内容(あらすじ)

イギリスのワイト島で母親と暮らすヴァイオレットは音楽や歌を心の拠り所としていたが、有名なオーディション番組「ティーンスピリット」の予選が地元で行われることを知り、歌手になる夢を叶えるためオーディションに挑む。

 

本日の1曲 🎵poodle rockin’

 

 

久々にiPod touchを買い換えまして256GBになったんですけど今まで入りきらなかった曲も全部入るようになり、Apple musicも便利そうだなと3か月無料のところから色々試しています。

 

そして気にはなっていたけどなかなかレンタルまで行く気力がなくて聴けなかったアルバムを手当たり次第聴いています。

 

そんな中でオッと思ったのが、90年代ウェールズのバンドを代表するゴーキーズ・ザイゴティック・マンキ(Gorky’s Zygotic Mynci)の6枚目のアルバム『Spanish Dance Troupe』(1999年)です。

 

ゴーキーズのアルバムは意外とたくさんあるのですが2枚しか聴いたことがありませんでした。

ひとつが初期のかなり荒削りな作風のもので、もうひとつがわりとわかりやすく甘い胸キュンポップ“patio song”だったのですが・・・。

 

しかし、このアルバムはエキセントリックすぎず大衆的にも偏らずといった印象の、かつ私が求めているゴーキーズのミステリアスなイメージそのものでした。

 

アルバム名になっている“Spanish Dance Troupe”や、1曲目の“Hallway”,もとても味があるのですが、このpoodle rockin‘”はまさしくゴーキーズの奇妙奇天烈で不思議ちゃんテイストを含みながらも風土感が十二分に感じられる最強のポップスだと思いました。

サビの部分など、一見普通の明るいメロディだと思いきやアレンジがご多分に漏れず捻くれてるのですがその捻くれっぷりが唯一無二で最高です。

ヘンテコに見えてしっかり考えて作られている感がたまんないです。

ときおり入るブーブーした笛?やバイオリンの調子外れっぷりも、ユーロス・チャイルズの素っ頓狂なボーカルも、他のどの曲よりも存在感を醸し出しています。

相変わらずウェールズ語の歌詞はワカンナイですけど。

こんないい按配に癖のあるポップをもっと聴いてみたいです🤗

 

東大カレー 🍛 東京大学中央食堂 🏫 頭脳パン

 

 

念願の東大カレーを食べることができました。

なぜ東大のカレーが食べたかったのかというと、それは東大のだからです。

有名な学食のカレーには何か特別なものがあるのではと思ったのです。

別に「東大カレー」というメニューがあるわけではありません。

「カレーライス」という名称です。

 

中央食堂は安田講堂の地下にある大きな学食です。

安田講堂の前に立ち周囲を見回すと・・・階段があるはずです。

 

 

そこから地下に降りるとすぐ食堂に入れるのです。

 

 

 

地下が中二階になっており二階にはカフェプロントが入っています。

 

 

 

ここに飾られていた宇佐美圭司氏の絵画が廃棄処分されちゃったことでニュースになりました。

 

 

ここの一番の名物は赤門ラーメンという真っ赤っかの辛いラーメンらしいんですけど個人的にその手のラーメンは苦手なのでカレーライスを食べに行きました。

東大本郷って東京ドーム11個分らしいので総面積が相当広いので(因みに皇居は東京ドーム25個分なんですね)、歩くのも大変なんですけど、土曜日でも夕方になると日にも依るのですが観光客とか家族連れとか散歩がてらに入ってくる人がわんさかいます。

(しかも本郷キャンパスって建物も古めかしくて夜になってくるといわく付きっぽい場所に見えて不気味なんですよね。)

しかし、土曜日の午前中は人が少なく食堂もかなり空いているようです。

広い食堂内にいくつかの店が入っており、土日は丼と麺とカレーのみのようです。

定食も食べてみたかったですけどね。

オムライスで有名なポムの樹も平日のみ営業しているようです。

 

 

 

 

受け取ってレジに持って行くのですが、現金のレジとスイカなどのカードのレジに分かれています。

 

東大カレーを初めて見た印象は、ルーがとろりとしている、見るからにマイルドそうで濃厚さがないという感じかな。

 

 

メニューの写真よりも、カレーの王子様とかの子ども向けカレーのような、色が薄くて甘そうなとろみが感じられました。

 

食べてみると・・・やはり相当マイルドな部類なのでしょうねぇ。

こっくりと甘いなぁと思いました。

具はほとんどない、そして、ルーが少ない!

熱々でもないし、普段食べてるCoCo壱のカレーとはまるで違うことに戸惑いつつも最後の方ルーが足りないからどうしよう、みたいな。

 

しかし取り柄はあります。

普通(M)サイズで値段がなんと税込み283円なのです!

SMLから量が選べます。

 

というわけで東大のカレーの取り柄は安いことだけでした。

 

平日の混雑する時間帯は学生と教職員優先なので一般人が入れるかどうかわかりませんが、近隣に来ることがあればとってもリーゾナブルなランチが楽しめる穴場だと思いました。

 

 

 

※食器を片付ける場所が食堂のすんごい端っこにあるのでわかりにくいですが誰かに追いて行けばわかります。

 

 

ここで食器を下げてすぐそばの出口を出ると東大生協があります。

東大では食堂にも生協にもひとこと感想コーナーがあります。

 

 

東大生協では東大グッズがたくさんあったのですが、ちょい目を惹いたのがアカデミックガウンっていうんですか?卒業式で着るやつ、あれとモルタルボードっていうんですねあの帽子、初めて見ましたよ。

 

そして頭脳パンがたくさん売られていました。

受験シーズンらしく、(東大?)合格祈願の咲く咲く頭脳パンが目立っていましたよ🌸

 

冬に聴きたいジャズ❄🌃Bill Evans Minority

 

 

ジャズが最も似合う季節っていつだと思いますか?

 

答えは一年中ですね。

 

まぁ、ジャズだけじゃないですけど音楽はどの季節にも合う曲がありますので。

 

では、冬に聴きたいジャズというと、クリスマス絡みのものなんかがよく挙げられると思うんですけど、ここはひとつ意表を突いた(?)曲とアルバムをお勧めしたいと思います。

 

ビル・エヴァンス(Bill Evans)Everybody Digsに収録されているMinorityという曲です。

 

たまたま冬の夜道で聴いていて、冬の空気と大変調和したインスピレーションを感じました。

 

すべての空間の空気が瞬時に凍り付き、研ぎ澄まされ純度を増し、これ以上ないほどのクリアでシャープな粒子となり、寒空の宇宙へと駆け上がって行くようなイメージが沸いてきます。

 

そのキラキラとポジティブなメロディは、真冬の乾燥した空気の中で暖かみを与えます。

 

嬉しくて思わず駆け出してスキップしたくなっちゃう!こんな寒いのに。

 

寒くてもいい、寒いほど良いじゃないか…!と思わず唸らせられてしまいます。

 

サビに至るまですこし勿体ぶった展開を繰り返すところがいかにも天才が作った名ジャズという感じでたまりません。

 

これきっと、ジャズバーとか室内でひっそり演奏される曲ですよね。

 

部屋の中で静かに流すのにはたしかにとっても似合います。

 

しかし、そんなジャズを思い切り屋外で聴いてみると意外な新感覚が味わえるということがわかりました。

 

 

この『Everybody Digs 』(エヴリバディ・ディグズ)は、ビル・エヴァンス初期の作品でありリーダー作二作目となる、知る人ぞ知る名盤です。

 

映画『ビル・エヴァンス タイム・リメンバード』(BILL EVANS TIME REMEMBERED)の中に登場し、重要な作品として紹介されていたので知りました。

 

このアルバムではドラマーのフィリー・ジョー・ジョーンズ(Philly Joe Jones)、ベーシストのサム・ジョーンズ(Sam Jones)と共演しています。

 

 

うん、たしかにドラムとベースが間奏の部分なんかにすんごく効いていてゴトゴトガタガタと非常にオリジナリティを出しています。

 

この作品は初期の作品なので、『ワルツ・フォー・デビイ』同様、エヴァンスがまだ若く明るいエネルギーを持っていた頃の面影を感じさせます。

 

こんなジャズが理想なんですよねぇ、個人的に。

クールで軽妙な中にも確かな愛があるみたいな。

 

音楽って水のようなもので、どのような曲であってもシチュエーションや場所によって自在に形を変えるという不思議な存在だと思います。

 

だから映画におけるサウンドトラックに惹かれるんですけど・・・その話はまた後ほど詳しく書きたいと思っています。🌹☃️